Naked T/r トレイルレーシングシューズ マルチテスターレビュー Part 1

レースレス / フレックスなカーボン / スピード / 超安定性 / のロケットシューズ ! 12足のトレランシューズとの比較有り

ジェレミー・マリー (以下 JM)、マイク・ポスタスキー (MP)、ジョン・トリビア (JT)、サム・ワインバウム (SW)

「Roadtrail Run」からの翻訳記事

Naked T/r トレイルレーシングシューズ

はじめに
SW: 
Naked T/rは、オールドスクールなシューレース “フラット “やミニマルなトレイルの雰囲気を持ち野生的でありながら、カーボンプレートとシューレースレスデザインで、ウルトラディスタンスに的を絞ったマックスクッションのソフトなシューズが主流の世界では確実に異彩を放つ存在感を示しています。

Naked T/r トレイルレーシングシューズ着用画像

Naked T/r Trail Racing Shoeは、紐なし、ロースタックハイト(薄底)、カーボンプレート入りの、その名の通りのトレイルレーシングシューズ。ランニングバンドやベストなど精密なフィッティングで知られるNakedが、そのDNAを忠実に受け継ぎ、サッカーブーツに似たデザインで紐を排除した初のトレイルランニングシューズで、実際にデザイナーはプーマなどのシューズデザインに携わっています。

足の裏には、サロモンパルサーのように、インソールはありませんが、Linerlocと呼ばれる滑り止め加工されたボードが縫い付けられています。

その下には、高密度EVAのミッドソールと、そこに埋め込まれた柔軟なカーボンプレートがあり、スタックハイトは26mm (ヒール) / 21mm (前足部) となっています。

 

Naked T/r トレイルレーシングシューズ商品詳細

そしてアウトソールは3.5 mmラグとVibram社のLITEBASEデザイン(訳注: 薄型軽量アウトソールテクノロジー) でMEGAGRIPコンパウンド。(訳注:トレランシューズで絶大な支持を得るノンスリップコンパウンド)ラグはVibram社の新しいトラクションラグテクノロジーを採用していますが、これはラグの後部側面に非常に小さな突起を配置することで、より多くのグリップ接触面積を提供し、効果的なトラクションを増加させると言われています。

このようにNaked T/r は足裏全面をカバーするアウトソールと堅牢なアッパー構造を考えると、前足部21mm、ヒール26mmと比較的低いスタックハイトにより、27cmで約255 g と競争力のある軽さとなっています。

私は幸運にも今回レビューする製品版に至るまでの2つのバージョンを履くことができました。最初のものは明らかに後足のホールドが十分に安全でなかったが、2番目はその問題を完全に解決したが、脱ぎにくくなった。製品版では、後部ホールドはそのままに、カーボンプレートをより柔軟にすることで、登りやすく、安定性が増し、流れもスムーズになった。

このシューズがどのように機能するか、マルチテスターによるレビューをご覧ください。

長所

  • 路面を選ばない驚異的なグリップ力 (JM/SW/JT)
    適度なトゥボックスの広さがありながら、しっかりとホールドしてくれる (JM/SW/MP/JT)
  • 特にヒール部分のサポートが最強 (JM/SW/MP/JT)
  • 地形や難しさに関係なく、爆発的な硬さの反発と柔軟なカーボンスプリングがシューズのフロントから放たれる。(SW/MP)
  • カーボンプレート搭載でもつま先から踵まで驚くほど安定している (SW/JM/MP)
  • ロースタックシューズとしては、驚くべきロックプロテクション (SW)
  • 速く、軽快・正確で、テクニカルなランニングに理想的 (JM/SW/MP/JT)
  • ゴミやホコリを寄せ付けない (JM/SW/MP)
  • 足に合えばフィットするアッパー (JM)
  • カーボンプレートは、他のロードカーボンシューズやトレイルシューズとは異なり、シューズを固くしすぎず、柔軟性を完全に消し去ることもない (JM/SW/MP/JT)
  • アッパーのほとんどがクローズドメッシュになっているので、雪や寒いコンディションにも対応 (MP/SW)
  • ランナーの重心を低く保ち、ダウンヒルに最適 (JT)
  • エレガントでシンプル、そして機能的なデザイン (SW)

短所

  • 足型によっては履くのがすごく難しい可能性。レースの途中でソックスを変えたり、急いで着脱することは考えないように 笑 靴べらを忘れてはダメ!(JM/SW/MP/JT)
  • ハード過ぎないが、かなりしっかりしたクッションで、テクニカルな地形での短・中距離に適している(JM/SW/MP/JT)
  • フィットするかは足形次第で、ユーザー側で調節できない (JM)
  • 通気性がかなりよくない (JM/MP)
  • 中足部のフィット感は、私には本当にぴったりで、不快感につながりやすい (JM)
  • 中央の “シュータン”部分は、前に曲がる時に、折れ曲がりやすく、(足に当たって)炎症につながるかも(SW/MP)
  • ゴミやホコリは入りにくいが、その反面小石が1つでも入れば、そのまま走るか、靴を脱いで取り出して履くのに苦労するか、どちらかを選ばなければならない (JT)

Naked T/r トレイルレーシングシューズ

スペック

重量:255グラム (メンズ 27cm /US9)   
サンプル:(249g – 26cm, 285g – 28.5cm)、 9.1 oz / 258g US0、 8.8 oz / 249g US8 (US8.5 と同等)
スタックハイト:26mm (ヒール) / 21mm (フォアフット) 
価格: 44,000円(税込) 

(Naked T/r トレイルレーシングシューズ マルチテスターレビュー Part 2に続きます)


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